あん摩マッサージ指圧師が苦労していることや情報共有のコツ

あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師も、

担当医の判断によって訪問看護に参加してもらうことは

あまり知られていないかもしれませんが、

ご利用者様にリラックスしてももらうことや

リラックスしてもらうことを主とした施術を行う重要な方々です。

彼らが施術をする時に一番苦労することは、時間制限だといわれています。

訪問自体に期間や、週何回などといった回数制限は特にありませんが、

1人のあん摩マッサージ指圧師が一日に訪問するご利用者様の

お宅は10件から15件ほどであり、1件あたりにとれる施術時間は

20分から30分程度だといわれています。

実際にマッサージをし始めると、20分から30分というのは思いのほか時間が短く、

全身のマッサージをして欲しいとなると時間ギリギリとなってしまううえに、

機能訓練まで必要とされると時間的に厳しくなってしまいます。

さらに、あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師はご利用者様の身体を

ほぐす施術を行うため、できるだけ毎日訪問して施術してもらうことが

理想なのですが、ご利用者様のご家族の都合などによっては

週1回などといったこともよくあることです。

この場合は月4回の施術となるため、この4階でどれだけ

ご利用者様の要望に応えられるかということが重要になってきます。

時間制限がある中でご利用者様の体をほぐすことや、

麻痺のある幹部に刺激を与えるには高い技術力が必要とされます。

あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師の方は、先に述べたような活動にあたるために、

日々スキルを磨くことを要求されているのです。

では、訪問看護師はあん摩マッサージ指圧師や鍼灸師との連携において

何をするべきかというと、ご利用者様の変化や気になったことを、

ケアマネージャーを通じて迅速に共有することです。

特に、ご利用者様が転倒したといったことや、

機能の衰えが見られるなどといったことは、

あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師にとっては施術を

行ううえでの重要な情報なので、ケアマネージャーに

すぐに連絡することが必要とされます。

もし、ケアマネージャーに連絡するほどでもないと迷った場合は、

連絡ノートなど、日々のちょっとしたことを共有できるノートを

ご利用者様のお宅に置いておくことも有効です。

訪問看護師はご利用者様の非常に身近にいる存在であるとともに、

他職種の方との連携の要でもあるため、先に述べた情報共有ノートなど、

ちょっとしたことにも気を配ることでお互いの負担を軽減できるとともに、

サービスの向上が図ることができると

訪問看護ステーションおとのいは考えています。

ソーシャルワーカーとの情報共有と他職種理解の重要性

着実に高齢社会になりつつある現在の日本社会では、医療機関の看護だけでなく、

在宅での看護の必要性も高まってきています。

そのため、医療機関での療養から在宅での療養にスムーズに

移行するための支援がますます重要になってきています。

そのため、在宅医療への移行支援の現場では多種多様な機関や

職種の方が関わっており、情報共有を密に行うとともに、

医療機関所属の方が持っている情報を、

在宅看護の担当者へ漏れなく情報提供することが必須とされています。

この状況共有の要として重要な役割を担っているのが、ソーシャルワーカーです。

ソーシャルワーカーとは、ご利用者様やそのご家族が

在宅療養に移行するにあたって、在宅で利用できる社会保障制度などの

サービスの情報共有や、そのサービスの調整、さらには経済的や

社会的に直面すると考えられる問題に対しても支援をしてくれる方のことです。

多種多様な機関や職種の方達が関わる在宅看護への移行において、

ソーシャルワーカーの方が間に入り、情報をうまく整理してまとめてから、

在宅看護の担当者へ情報提供してくれることが多いですが、時には直接、

専門職同士で話をする場合もあります。

在宅看護への移行支援に関わる担当者達が顔を合わせて退院前の

カンファレンスを行えば、お互い安心して連携できるとともに、

家族にも見てもらうことで在宅医療に対して安心感を

抱いていただくことも可能になります。

ただ、退院前カンファレンスにおいての情報共有や確認など、

ディスカッションをして情報をまとめることは簡単なことではありません。

ソーシャルワーカーの仕事は在宅看護に移行するための情報収集や提供、

ご利用者様やご家族への社会保障制度や在宅看護に必要なサービスの紹介、

カンファレンスの設定など、非常に多岐にわたっています。

そのため、在宅看護の担当者である訪問看護師も必要に応じて速やかに

情報共有を行うなど、ソーシャルワーカーの方との連携を

スムーズにするための気遣いが必要です。

訪問看護師はソーシャルワーカーの方を含め、担当医や理学療法士など、

様々な職種の方とのスムーズな連携が求められます。

このことから訪問看護ステーションおとのいは、

訪問看護師は看護活動に関わる方々の詳細な業務内容まで

知る必要はないとしても、それぞれの役割や、

業務に対するある程度の理解を進める必要はあると思っています。

なぜなら、そのようにすることで、チームでのケアは重要である訪問看護の

質を高めることができると考えているからです。

自宅療養に移行するために欠かせない退院前カンファレンス

退院前カンファレンスとは、退院予定の方が自宅療養に

移行する時に在宅サービスを必要とする時に開催されます。

退院前カンファレンスには医療機関の方や在宅サービスを利用予定の

ご利用者様やそのご家族など、様々なメンバーによって構成されます。

必要に応じて訪問看護師が参加することもあるので、

退院前カンファレンスについてご説明しておきたいと思います。

このカンファレンスの開催には、主に次の2つの目的があります。

①ご利用者様情報の共有

ご利用者様が入院している機関が持っているご利用者様の情報を、

在宅サービスの担当者へ直接情報提供し、共有することを目的としています。

直接お互いの顔を見ながら情報共有をすることは連携を深める意味でも

重要なことであり、在宅療養に移行した後に分からないことや問題が発生しても

比較的スムーズに連携がとりやすく、

問い合わせもしやすくなるメリットがあります。

②ご利用者様やご家族への安心感の提供

在宅医療に移行することは面識がない人に自宅で看護活動などを

行ってもらうことになるため、ご利用者様だけでなくそのご家族も

いくらかの不安や抵抗感を抱えることが多くあります。

そこで、在宅医療に移行する前に退院前カンファレンスを開催して

ご利用者様とそのご家族に出席してもらい、

医療機関側から訪問看護師などといった在宅医療の担当者を紹介することで、

安心してサービスを受けてもらえるようにしています。

退院前カンファレンスはご利用者様やご家族の心理的な安心感を

与えるだけでなく、実際のケアにおいてもより安心感のあるものに

できると訪問看護ステーションおとのいは思っています。

というのも、在宅療養に関わるスタッフ同士がお互い面識を

持つことができるとともに、ご利用者様やそのご家族にお会いすることによって、

しっかりとした連携の基礎を作ることができるとともに、

それがあるからこそ本当にご利用者様が安心して受けられる

看護サービスを提供できると考えられるからです。

退院前カンファレンスは医療機関や在宅サービスのご利用者様、

参加する様々な職種のメンバーによって情報共有の内容や

必要とされる対応などが異なります。

そのため、訪問看護ステーションおとのいは、

訪問看護師には退院前カンファレンスの大まかな内容を

知っておいてもらうとともに、退院前カンファレンス後に

スムーズに訪問看護にあたるためのサポートを

さらに充実させていきたいと考えています。

知っておいて損はない、あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師によるケア

訪問看護といえば訪問看護師の他に、担当医や医学療法士などが

関わることは知られていますが、あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師なども、

担当医の同意書があれば関わることがあることをご存知でしょうか?

訪問看護を必要としているご利用者様は、場合によっては

機能訓練を必要とすることもあります。

その時に、あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師に訪問してもらい、

マッサージや鍼灸の施術を利用することがあります。

なぜ、あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師が担当医の同意書があれば

訪問看護に参加できるかというと、彼らは国家資格を持っているからです。

この国家資格を持っていれば、理学療法士や作業療法士などと同じように、

機能訓練の指導員としてご利用者様の看護活動に参加することができます。

そして実は、あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師の仕事は

マッサージするだけではありません。

訪問看護師は多くの職種の方と関わることから、

彼らの仕事について知っておいて損はないので、簡単にご説明したいと思います。

あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師の主な仕事はその名の通り、

あん摩マッサージ指圧や鍼灸です。

彼らは自己判断で施術を行うのではなく、ご利用者様や担当医の指示を聞き、

それをもとにして筋肉をほぐしたりリラックスしてもらったり、

麻痺のある患部に刺激を与えるなどをしていきます。

鍼灸は抵抗感を感じるご利用者様がいらっしゃるなど、

様々な理由で施術の機会は減ってきているようです。

しかし、効果に即効性が期待できることから、

今までに鍼灸の経験がある方は施術を希望される傾向があります。

さらに、あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師は先に挙げた施術と並行して、

機能訓練を行うこともあります。

このことについて、意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

彼らは作業療法士や理学療法士ほど深い専門性があるわけではありませんが、

あん摩マッサージ指圧や鍼灸の技術とともにリハビリテーションを

学んでいることも多いため、機能訓練に対応することが可能です。

例えば、指先の感覚を取り戻すことや起立、

歩行などといった生活動作の訓練などを行うことができます。

対応範囲は理学療法士や作業療法士の方が広いといえますが、

要望に応じてある程度のリハビリテーションが可能であるうえに、

あん摩マッサージ指圧や鍼灸など、身体が楽になることや

リラックスできる施術も行ってくれるので、

ご利用者様が安心して自宅療養するために必要な方達だといえます。