残された時間を自宅で過ごすターミナルケアとその他のケア

訪問看護にはご自宅での医療ケアをサポートするなど様々な需要がありますが、

その中の1つにターミナルケアがあります。

最近はターミナルケアという言葉を耳にする機会が増えている印象がありますが、

みなさんはこれがどういったケアなのか、ご存知でしょうか?

終末期医療であるターミナルケアは、病気などによって余命が

残り僅かとなった方に行うケアのことです。

病院の一室で人生を終えるよりもより良い終末を迎えることができるように、

苦痛を医療ケアで緩和しながら最後まででできる限り生活の質を保ち、

患者様ご自身の精神的負担を軽くすることを目的としています。

とても寂しいことではありますが、誰でも平等に寿命はいつか訪れるものであり、

必ずお別れの時が来ます。

その時を迎える瞬間は、できるだけ安らかであって欲しいと

誰でも願うことだと思います。

ターミナルケアはその思いを実現するためのサポートをするケアであり、

人生の最後は自宅で安らかに過ごしたいと願うご利用者様を

サポートする訪問看護に求められることの1つなのです。

ターミナルケアとよく似た名前のケアに、看取りケアや緩和ケア、

ホスピスケアがあります。

これらのケアはいずれも死期が近い方のケアをするという意味では

似たようなものでありますが、内容は若干の違いがあります。

(看取りケア)

看取りケアは、在宅や介護施設で最期を迎える方に行うケアであり、

たとえ意識がない状態であったとしても、

人間の尊厳を尊重して最後まで身体介助や声掛けなどを行います。

看取りケアに必要なのは特別な知識やテクニックよりも、

残り僅かな時間をかけがえのない時間として大切に扱い、

最後までその人を思って接することが何よりも重要であるといえます。

(緩和ケア)

緩和ケアは、末期がんなどの末期の病気や、

エイズなどの不治の病を患っている方を対象に行われるもので、

病気による苦痛をできる限り除去することに重きを置いています。

従って、ターミナルケアや看取りケアなどと比べると、

より医療的なアプローチに特化したケアだといえます。

(ホスピスケア)

ホスピスケアは看取りケアのように最後を看取るケアですが、

病気による苦痛を取り除きながら行うので、

緩和ケアに似通っていると考えられます。

ホスピスケアは日本ではあまり馴染みがないとは思いますが、

キリスト教が普及しており、慈善活動も活発なヨーロッパでは

広く認知されているようです。

以上に挙げたように人の最後を看取るケアは様々ですが、

いずれも共通しているのは、ご利用者様自身の尊厳と

残された時間を最後まで大切にするという気持ちです。

訪問看護ステーションおとのいも、

最後までご利用者様に寄り添いたいと思っています。

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