外国人スタッフ受け入れに向けた訪問看護の整備

外国の方を訪問看護のスタッフとして受け入れることに対して、

訪問看護ステーションおとのいとしては人材不足の解消だけでなく、

日本人スタッフのレベルやモチベーションの向上に繋がるといったことや、

業務効率の改善など、様々なメリットが得られると考えています。

しかし、以上のことを実現するには訪問看護ステーション側としても

しなければいけないことは多くあります。

何よりも、ご利用者様のためにも外国の方には

安定して長期的に働いてもらいたいですし、

訪問看護ステーションおとのいで働いて良かったと

思ってもらいたいとも考えています。

そのためにも、外国の方をスタッフとして受け入れるのなら、

教育や受け入れなどの体制をしっかりと整える必要があります。

具体的な例を挙げると、訪問看護のマニュアル作成や住居の確保、

日本人スタッフと円滑にコミュニケーションを

取れるようにするためのサポートなどがあります。

特に、外国の方を受け入れる際の最大の課題はコミュニケーションです。

群馬県が行った調査によると、外国の方を雇用する時に

業務記録の作成に支障があるという回答が80%近くにのぼり、

日本人スタッフやご利用者様との意思疎通が難しいという回答が

次に多かったようです。

この調査結果を考慮すると、外国の方をスタッフとして迎えるためには、

会話だけでなく読み書きを含めたコミュニケーションの工夫を

することが必要になるといえます。

さらに、国によっては宗教や文化の関係で、日本の文化とは

異なる生活様式や制約などについても十分配慮する必要があるといえます。

例としてイスラム教のスタッフを採用する際には、

食事内容やラマダンという断食に対する配慮が必要になると考えられます。

また、教育制度の整備については外国の方を対象にするだけでなく、

日本人スタッフを対象にした教育制度も設ける必要があります。

具体的には、以下に挙げるような教育制度が考えられます。

①外国人スタッフを対象とした教育制度
・通訳ができるスタッフや外国人向けのテキストによる新人研修
・テキストやインターネットなどを利用した日本語教育の支援
・日本で生活するためのマナー
・訪問看護技術の研修

②日本人スタッフを対象とした教育制度
・採用する外国人スタッフの母国の文化や風習の研修
・外国人スタッフとのコミュニケーション能力向上
・外国人スタッフを採用する理由とメリットの共有
・国に関係なく誰でも分かりやすい記録方法や業務体制の構築

以上に挙げた教育制度を整えることは決して簡単なことではありませんが、

訪問看護業界そのものをより良くする意味でも、

取り組む意義は大きいと考えています。

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