心の定年は新しい働き方や生き方を見つけるチャンスでもあります

サラリーマンで40代といえばまだまだ働き盛りの年齢だと思いますが、

40歳以上のサラリーマンの方の中には、

「こころの定年」を迎える方も多くいらっしゃるそうです。

「こころの定年」とは勤め先で評価され、経済的に安定しているにもかかわらず、

組織で働く意味を失うことで満たされない心の状態を抱えていることを指します。

こころの定年になる時の心理状態は人によって様々ですが、

おおむね以下に挙げる3つのタイプに分けることができます。

「自分は誰の役に立っているのか分からない」
「仕事を通して成長している実感がない」
「このまま時間が流れていってもいいのか不安になる」

以上のような状態になることで、メンタル面に不調が出てきたり、

仕事に対する意欲の減退、会社での立場に限界を感じるようになるなど、

様々な悩みを持つようになります。

このような悩みを理由に転身した人々の中には、

今の自分に合った働き方を見つけることができ、

「世の中には様々な働き方があり、自分の個性に合った方法で働けばいいのだ」と

心から納得ができ、一気に元気になった方もいらっしゃいます。

このように、自分の納得がいく働き方が出来ている方は、

年齢などは関係なく「いい顔」をしていらっしゃるように思います。

このことは、訪問看護が必要となった方にも当てはまると思います。

訪問看護を必要とされる方は高齢者だけでなく、

比較的年齢の若い方でも何らかの理由で訪問看護が必要になり、

場合によっては企業に勤めることが難しくなってしまう方もいらっしゃいます。

これまでの生活習慣や働き方ができなくなってしまうことで意気消沈してしまい、

先ほど述べたこころの定年のような状態になってしまう方は珍しくありません。

しかし、こころの定年を迎えたサラリーマンの方々が

新しい働き方や生きがいを見つけることで元気になったことと同様に、

訪問看護が必要となった方も今の自分に合った働き方や生きがいを

見つけることで、社会の一員として輝くことができると思います。

そのためにご利用者様に寄りそうことが訪問看護師の仕事であり、

訪問看護師がご利用者様をサポートしやすいようにバックアップすることが

訪問看護ステーションおとのいの仕事だと考えています。

たとえ今までの働き方を続けることが難しくなってしまったとしても、

訪問看護師が側に立って全力でサポートしていきます。

訪問看護ステーションおとのいも訪問看護に長らく関わってきましたが、

訪問看護というサービスへの期待が色々な意味で

高まっていることを実感させられます。

緊急時にサポートしてくれる「#7119」をご存知でしょうか?

自宅療養などで訪問看護を利用されている方やそのご家族は、

ご利用者様が急に具合が悪くなった時は基本的に、

担当医か訪問看護師に連絡していただきたいと思います。

しかし、場合によっては担当医や訪問看護師と連絡が取れなかったり、

救急車を呼んだ方が良いのか迷ってしまうこともあると思います。

これらのような状況の時は1人で悩まずに、

「#7119」に電話して救急相談センターに相談していただきたいと思います。

救急相談センターは病院の時間外や、

深夜や休日でも相談することができるサポートです。

先ほど述べたように、救急車を呼ぶべきかどうか迷う場合や、

今すぐ病院へ行った方が良いのか悩んだ時に利用していただきたいもので、

以下のようなサポート体制をとっています。

(救急相談センターのサポート体制)
①「#7119」に電話することで、相談員や看護師、医師などから電話でアドバイスをもらうことができます。
②病気やけがの症状を伝えることで状況の緊急性や応急処置の方法、適切な医療機関などについて助言をもらうことができます。
③緊急性があると判断した時のために、すぐに救急車を出せる体制が整っています。
④「#7119」は原則、24時間365日体制となっています。

このように、救急相談センターはご利用者様が

安心して利用できるサポート体制を整えています。

次に、救急相談センターに連絡する時の流れもご紹介したいと思います。

(救急相談センターに連絡する時の流れ)
「#7119」に電話をすると音声ガイダンスが流れるので、目的に合った番号を選びます。
「1」は救急医療機関の案内で、オペレーターが症状に応じた診療科や医療機関を案内します。
「2」は救急相談を案内する番号で、相談員が最初に対応した後に必要に応じて看護師が症状を伺い、病院へ行くべきか救急車を呼ぶべきかを案内してくれます。

基本的にはガイダンスの音声が流れますが、

相談員や看護師が直接対応することもあるようです。

また、基本的に「#7119」で救急相談センターと連絡を取ることができますが、

お住まいの都道府県によっては「#7119」以外の番号で

24時間体制の相談窓口を設けているところもあるので、

万が一の場合に備えて、事前に確認しておくことをおすすめします。

この「#7119」サービスは、命に関わるような事態でも真価を発揮します。

万が一の際には救急相談センターに相談できることと、

いざとなった時に慌ててしまわないように使い方を

覚えておいて欲しいと思います。

外国人の採用は人材不足の解消の効果があると期待しています

超高齢社会に向けた環境の整備が必要とされている今、

訪問看護の人材確保が課題の1つとなっています。

この課題を解決する方法として、

外国の方の採用は多くの訪問看護ステーションが考えていることだと思います。

しかし、訪問看護ステーションおとのいでは、外国の方を採用するにあたって、

採用後の具体的な効果や教育方法などをしっかり検討して

整備していかなければいけないと考えています。

まず外国人採用の効果については、

訪問看護ステーションおとのいは人材不足を解消する他に、

日本人スタッフのスキルやモチベーションアップの効果があると見込んでいます。

それは、外国の方は日本語が業務をするには不十分であるケースが

多いことに加えて、介護技術が未熟であるケースも多いため、

日本人スタッフが外国の方を指導する機会が多々あると考えられます。

人を指導するには、自分自身のスキルが指導するのに

見合ったものでなければいけません。

そのため、外国の方を指導することで、

日本人スタッフのスキルも向上することが期待できます。

また、日本での訪問看護にチャレンジする外国の方と一緒に働くことで、

日本人スタッフにとってもいい刺激となり、

モチベーションのアップにつながる可能性があります。

特に、日本で働こうと考えている外国の方は比較的若い年齢の方が多く、

頑張ろうとする気持ちも十分にある方が多いため、

うまくコミュニケーションを取ることができれば、

お互い良い刺激を受け合えると考えています。

また、文化の違う国の人達と働くことで自分達に足りない点や

より良い働き方を発見するなど、

現在の業務内容を見直すことにつながる良いきっかけになると思います。

例えば、外国の方を含めた全てのスタッフが分かりやすいマニュアルを

作成することや、記録業務を簡略化するためのシステムの導入などにより、

外国の方が働きやすい環境を作れるだけでなく

日本人スタッフにとっても働きやすくなり、

全体の業務の効率アップにつなげることが可能です。

さらに、誰が見ても分かりやすいマニュアルの作成や全体業の効率化は、

新卒や中途などの新人の方にとっても働きやすい環境が作れるといえます。

以上のことから、外国の方をスタッフとして受け入れることは

決して簡単なことではありませんが、

前向きに取り組むことで訪問看護の環境をより良いものにしていけると思います。

そのためにも訪問看護ステーションおとのいは、

今後考えられる状況の変化にうまく対応し、

必要に応じて外国の方の受け入れやしっかりとした教育体制の整備などに

積極的に取り組んでいきたいと考えています。

外国人スタッフ受け入れに向けた訪問看護の整備

外国の方を訪問看護のスタッフとして受け入れることに対して、

訪問看護ステーションおとのいとしては人材不足の解消だけでなく、

日本人スタッフのレベルやモチベーションの向上に繋がるといったことや、

業務効率の改善など、様々なメリットが得られると考えています。

しかし、以上のことを実現するには訪問看護ステーション側としても

しなければいけないことは多くあります。

何よりも、ご利用者様のためにも外国の方には

安定して長期的に働いてもらいたいですし、

訪問看護ステーションおとのいで働いて良かったと

思ってもらいたいとも考えています。

そのためにも、外国の方をスタッフとして受け入れるのなら、

教育や受け入れなどの体制をしっかりと整える必要があります。

具体的な例を挙げると、訪問看護のマニュアル作成や住居の確保、

日本人スタッフと円滑にコミュニケーションを

取れるようにするためのサポートなどがあります。

特に、外国の方を受け入れる際の最大の課題はコミュニケーションです。

群馬県が行った調査によると、外国の方を雇用する時に

業務記録の作成に支障があるという回答が80%近くにのぼり、

日本人スタッフやご利用者様との意思疎通が難しいという回答が

次に多かったようです。

この調査結果を考慮すると、外国の方をスタッフとして迎えるためには、

会話だけでなく読み書きを含めたコミュニケーションの工夫を

することが必要になるといえます。

さらに、国によっては宗教や文化の関係で、日本の文化とは

異なる生活様式や制約などについても十分配慮する必要があるといえます。

例としてイスラム教のスタッフを採用する際には、

食事内容やラマダンという断食に対する配慮が必要になると考えられます。

また、教育制度の整備については外国の方を対象にするだけでなく、

日本人スタッフを対象にした教育制度も設ける必要があります。

具体的には、以下に挙げるような教育制度が考えられます。

①外国人スタッフを対象とした教育制度
・通訳ができるスタッフや外国人向けのテキストによる新人研修
・テキストやインターネットなどを利用した日本語教育の支援
・日本で生活するためのマナー
・訪問看護技術の研修

②日本人スタッフを対象とした教育制度
・採用する外国人スタッフの母国の文化や風習の研修
・外国人スタッフとのコミュニケーション能力向上
・外国人スタッフを採用する理由とメリットの共有
・国に関係なく誰でも分かりやすい記録方法や業務体制の構築

以上に挙げた教育制度を整えることは決して簡単なことではありませんが、

訪問看護業界そのものをより良くする意味でも、

取り組む意義は大きいと考えています。