訪問看護を含むシニアビジネスが成長産業として注目される時代

国連が日本や中国など一部の国だけでなく、

世界的に高齢化が進んでいるという声明を出したことで

世界中が高齢化問題についての意識を高めており、

他国よりも高齢化が進んでいる日本に世界中が注目し始めています。

それは、世界的な高齢化は人類史上初の出来事であり、前人未到であるからです。

今後、多くの国が年金や医療補助などといった高齢者福祉制度を

整えていく必要があります。

そのためにはいくつか課題があり、高齢化に対応するための制度の構築や整備、

実行に移すには膨大な資金が必要となり、

発展途上国にとっては特に大きな負担となるなど、

解決する必要がある問題が多く浮上してきています。

こういった状況の中で、世界に先駆けて超高齢化社会に

突入しようとしている日本が、

年金や医療補助といった諸々の課題をどうやって解決していくのか、

世界中が動向を見守っている状態ともいえます。

その流れを受けて日本のシニアビジネスは拡大し、

海外進出の動きが出始めるなどといった変化が起きています。

実際に、日本政府はカンボジア国内に、

現地のカンボジア人看護師を対象とした訓練センターを

新しくオープンさせると発表しています。

また、高齢化の波が押し寄せている国の1つであるミャンマーでは

介護サービスの需要が高まっているため、

日本の介護企業が同国での介護市場獲得をしようと海外進出した事例があります。

さらに中国でも、住居型介護サービス事業が

北京市内で始まるなどの変化が起こっているようです。

この変化の波は、いずれ訪問看護業界に訪れるかもしれないと

考えることは当然のことですし、

実際に海外に進出していくのは時間の問題かもしれません。

今は日本を含め世界のグローバル化が進んでいるため、

これから社会に出る新卒の方や、

すでにいくらか社会経験を積んでいる方の中には、

海外で働くことを視野に入れている方もいらっしゃると思います。

海外で働くとなるとまず外資系企業を想像されるかもしれませんが、

海外進出をしようという日本企業は今後も増加し、

そのジャンルもさらに多岐に渡ると考えられます。

従って、世界で活躍したいと考えている方はその方法の1つとして、

訪問看護にも可能性があることを覚えておいて欲しいと思います。

また、このことはすでに訪問看護師として

活躍している方にも当てはまることです。

今後増える可能性のある外国人の訪問看護師の指導をしたり、

講師として海外へ行く機会があるなど、

活躍の場が国内外を問わず増える可能性は十分にあります。

そのため、訪問看護は将来の可能性がまだまだある仕事だという自覚を持って、

ご利用者様の看護活動に励んで欲しいと思います。

中国を含む世界各国の高齢化が進むことで、訪問看護の需要を感じています

日本では以前から社会の高齢化が注目されてきましたが、

現在は中国を始め世界的に高齢化が進んでいることをご存知でしょうか?

近年では日本の65歳以上の高齢化率は世界でも類を見ないほどの

上昇率といわれており、超高齢化社会になるといわれています。

また、国連の報告によると、21世紀の後半には先進国だけでなく、

途上国にも高齢化の波が押し寄せ始めるそうです。

WHO(世界保健機構)と国連は、高齢化についての定義を

以下のように定めています。

・65歳以上人口の割合が7%超 = 高齢化社会
・65歳以上人口の割合が14%超 = 高齢社会
・65歳以上人口の割合が21%超 = 超高齢化社会

この定義に則って考えると、2020年には日本の他に、イタリア、

ドイツが超高齢化社会に突入することになります。

さらに、マレーシアやインドネシア、フィリピンやインドやベトナムなどを

除くほぼすべての国々が高齢社会になる可能性があります。

日本国内では高齢化はどちらかというと、ややネガティブな響きがあるため、

世界的に高齢化の流れにあるというのは何やら悪いことのように

感じられるかもしれませんが、

実際のところは悪いことばかりではないと思います。

年を取ることは誰もが通る道であり、避けられないことです。

だからこそ、世界の高齢化とともにシニアビジネスの需要が拡大していき、

それに伴って誰もがよりよい老後を過ごせるように環境が

整っていく可能性もあると思います。

これから需要の拡大が考えられるものの1つに、

訪問看護も含まれると考えられます。

訪問看護は現在、日本国内での需要を主にみていますが、

これからの時代は世界的に需要が拡大していくと感じています。

看護の在り方が世界的に多様化し、通院することが

できない人も看護を受けることができ、

看護師に寄りそってもらえることで充実した日々を

送れる人が増える可能性があるというのはいいことだと思います。

そのような需要が拡大したとき、私達が世界の人に訪問看護とは

どういったことなのか、心掛ける必要があることとは何なのか、

ご利用者様に寄りそうとはどういったことなのかなどを

教える立場になる可能性は十分あります。

必要としてくれる方々が増えた時にその期待にきちんと応えられるように、

訪問看護ステーションおとのいは、今のうちに訪問看護のノウハウの蓄積と、

人材の育成などに力を入れたいと思います。

そのためにも、まずは訪問看護師として成長できるとともに、

働きやすい環境を整えていきたいと考えています。

世界的な高齢化への流れで、日本が果たせる役割は大きい

社会の高齢化は主に日本の問題として注目されていましたが、

中国やアジア諸国の他に、ヨーロッパなど様々な国でも高齢化が進んでいるため、

今や社会の高齢化が世界的な問題となりつつあります。

2020年には日本、イタリア、ドイツの3ヶ国が超高齢化社会に

突入すると考えられており、アジア諸国など開発途上とされている国々も、

将来的には高齢化社会になっていくとみられています。

その中でも日本はすでに超高齢社会ランキングの世界第1位となっており、

今後もトップをキープし続けると予想されています。

このような世界的な高齢化がなぜ注目されてきているかというと、

医療や介護の環境、年金制度などがこのままでは破綻する恐れがあり、

時代の流れに対応できるように整備しなければならない課題が

いくつもあるからです。

しかし、このような課題がありながら、

各国はまだ十分に対応できていないどころか、

高齢化という問題自体が初めてのものであるため、

訪問看護などのノウハウが蓄積されていない国も多いようです。

このような状況を打開する鍵を握っているのが、日本ではないかと考えられます。

なぜなら、先ほども述べたように日本は超高齢社会ランキングの

世界第1位をキープしていることから、

世界的なトレンドである高齢化の最先端を走っているということになるからです。

日本はいまだに年金問題など様々な課題を抱えてはいますが、

それでもこれから高齢化を迎える国よりは、クリアしてきた課題は多く、

その分ノウハウも多く蓄積されているはずです。

訪問看護も需要が高まってきた当初はゼロからのスタートだったので、

ご利用者様一人ひとりに合わせた看護活動を手探りで続けてきました。

ご利用者様に寄りそう看護ができるように、

人員の増加や看護師が働く環境の改善などを継続して行い、

ノウハウを蓄積してきました。

この蓄積してきた訪問看護のノウハウが、

世界各国の人達に必要とされる日が来る可能性を感じています。

これからの世の中は、グローバル化がますます進んでいくと予測されています。

その流れを受けて、訪問看護業界もグローバル化していくのは

自然なことかもしれません。

そのため、訪問看護の経験をいくらか積んだ方であれば、

日本に研修に来た外国の方に訪問看護のノウハウを

教えることになる可能性は十分ありますし、

もしかしたら講師として海外に行く機会もあるかもしれません。

以上のことから、すでに訪問看護師として頑張っている方はもちろん、

これから看護業界に入る予定の方も、

世界的に訪問看護のニーズが高まってくる可能性があることを心に留めて、

向上心を持って看護活動に励んで欲しいと思います。

実は高齢化への対応が世界的トップレベルで進んでいる日本

世界的な高齢化の流れによって、

それに伴う医療や年金などの制度見直しに関する課題が明るみに出てきており、

多くの国でどう解決したらいいのか注目が集まり始めています。

高齢化に関する課題は深刻ではありますが、物事には二面性というものがあり、

違う視点からスポットを当てれば解決策が見つかったり、

より良い方向に転換するチャンスにも成り得ると思います。

そうすることによって高齢化への対応を進めて、

シニアビジネスを成長させてきたのが日本であり、

その対応内容は世界的にもかなり進んでいると考えていいと思います。

シニアビジネスといっても、その内容は多岐に渡っています。

また、対象が高齢者というくくりにはなっていますが、

それはあくまでも年齢でザックリと区別しただけであり、

健康をキープしていてアクティブに活動している高齢の方もいれば、

経済やその他の問題を抱えている高齢の方、

年齢は特に関係なく定期的な医療や看護などを必要とする方など、

多様なライフスタイルがあることも考慮されてきています。

以上のことを考慮したうえで、日本では大きく分けて住宅、

サービス、飲食の3つの分野において高齢化への対応が進んでいます。

①住宅
有料老人ホームや養護老人ホームなどといった介護施設が住宅分野にあたり、要介護の分類に合わせて種類も幅広くなっているようです。

②サービス
家事代行や訪問医療マッサージなどがサービス分野にあたります。訪問看護もこの分野に含まれています。高齢で看護活動などが必要とはいっても外出したいなどのニーズは高いようで、外出支援や介護旅行なども注目されているようです。

③飲食
高齢者のみの世帯の増加などにより、品数を多く作ることが難しいなど、食に関する不安も増加傾向にあります。このため、バランスよく栄養がとれるように配慮されたお弁当などの宅配サービスがあります。さらに、あまり固いものや固形物が食べられない方でも食事を楽しめるように、調理技術も進歩してきています。

以上のように、日本の高齢化への対応は多岐に渡って進んでおり、

今後は世界的なニーズの高まりとともに、

日本が培ってきた技術や事業が世界に広がっていく可能性があります。

これは訪問看護にもいえることで、

外国人労働者や海外からの研修生の指導にあたる日が来るかもしれません。

今、訪問看護師として活躍している方はもちろん、

これから訪問看護に挑戦しようという方も、

世界のトップとして様々な国に貢献できる可能性を

持っていることを知ってもらいたいと思います。