訪問看護師の魅力とやりがい

訪問看護師は働き方や勤務地など、病院勤務の看護師との違いが多々あります。

働き方が違うということはもちろん、魅力ややりがいも違ってきます。

病院勤務の看護師は医療機関で日勤や夜勤、現場の態勢によっては

15時間以上の労働など非常に忙しく働いている方もいます。

ハードな働き方の場合だとワークライフバランスもプライベートも

充実させることが難しく、ストレスが溜まる原因にもなります。

訪問看護師は、ご利用者様の自宅に訪問してケアすることが主な仕事となります。

なので、ワークとライフを分けるのではなく、

一体となっているイメージが強いと思います。

病院は治療の場、自宅は生活の場。

訪問看護師は生活の場で仕事をする職業です。そこに大きな違いがあります。

医療の場では、医師の指示に沿って業務をすることが基本となります。

しかし生活の場では、自分自身もご利用者様の生活の一部となって、

何が必要なのかニーズを汲み取り、

自ら考えてケアの方針を決めていくことになります。

まさに、目の前の患者様に寄り添って一緒に歩んでいく感覚です。

これは生活の場で働いているからこそ得られる感覚だと思います。

生活の場で仕事をすることは決して楽なことではありません。

一番難しいのは、患者様やご家族と適度の距離感を

測って保つことかもしれません。

例えば、だいぶ打ち解けたと思って友達に話すような言葉を使ったところ、

相手に不快感を与えてしまったなど、

言葉遣い一つを取っても適度な距離が必要です。

患者さんに入れ込みすぎると適切なケアができなくなる可能性があるでしょうし、

かといって距離を取りすぎるとケアすることができません。

このように、一人ひとりに応じて適度な距離感をはかり維持していくことは

簡単ではありませんが、それがやりがいにもつながっていきます。

一人ひとりに対して適度な距離感を保てるからこそ、

本当に必要とされるニーズを把握し、適切なケアを考えることができるのです。

そして、それができるからこそ、目の前の患者さんに寄り添って

一緒に生きていくことが可能になります。

このように患者様のお役に立てることが、訪問看護師の魅力であり、

やりがいであると思っています。

訪問リハビリに大切なのは、目標意識の共有

リハビリと聞くと、通院をして色々な器具を使ってやるものという

イメージがあるかもしれません。

しかし、リハビリテーションとは単に一度失った機能を

回復するという意味ではなく、生活するうえで何らかの障害を持った方が、

これからの人生をより良く送れるように行う訓練や指導のことです。

その中でも訪問リハビリは、通院でのリハビリが困難な方のために、

理学療法士がご自宅に訪問して行うものです。

これだけたくさんの家が建っている中で、

家というのは実に様々な形をしています。

ベッドや椅子といった家具類の形や高さ、階段や部屋ごとの仕切りの段差など、

人によって生活環境が違うことにより動き方も違ってきます。

このように一人一人の生活に合った動き方を回復するということが重要です。

たとえ病院で機能訓練をしても、ただ動けるようになるだけでは

治らない障害を持った方の「生きがいを持って暮らす」という意識までは

回復できません。

また、病院で辛い思いをしてリハビリした後、ご自宅に戻った途端にリハビリが

続けられなくなり、病院で出来ていたことが家では出来なくなってしまったり

することで、本人の意欲が落ちてしまうことがあります。

訪問リハビリでは、リハビリを必要とする方が自分らしく生きがいを

持って生活する目標意識回復を大切にしています。

目標意識を回復するには、動機づけと目標意識が重要となります。

例えば「足腰の筋力が落ちたので鍛えましょう」ではなく

「家族と同じ椅子に座り、同じ食卓で食事をしましょう」、

「下肢を鍛えて歩けるようにしましょう」ではなく

「近所のスーパーや公園に行きましょう」という目標を立てます。

その立てた目標の実現に向かって一緒に頑張っていくのが、

おとのいの考える訪問リハビリです。

「可能な限り、病気になる前のように戻りたい」、

「今まで通りの生活をしていきたい」、

「病院にいるより家族と一緒にいたい」といったご利用者様の願いのために、

最終的にはリハビリから卒業できるように、

より良いサービスを提供できるように励んでいきます。

今さら聞けない、「訪問看護」と「訪問介護」の違い

「訪問看護」と「訪問介護」はよく似た言葉であることと、

どちらもご自宅に訪問してサポートするサービスであることから、

違いがよく分からず混同してしまうこともあります。

この2つのサービスを目的に応じて適切に使い分けられるように、

内容や従事者などの違いをご紹介します。

まずは、従事者の違いについてです。

訪問介護はホームヘルパーまたは訪問介護員と呼ばれるスタッフが

従事しています。ホームヘルパーになるには国家資格である介護福祉士や、

介護職員実務者研修修了その他資格のいずれかを取得する必要があります。

訪問看護は看護師や准看護師、保健師、理学療法士等の医療の専門資格を

持つ人が、ご利用者様の病状や健康状態に合わせてケアをします。

サービス内容については、訪問介護は食事・入浴・排泄等の手伝いをする

身体介護や、大掃除やペットの世話を除く掃除、

洗濯等の家事や買い物をお手伝いする、または代わりに行う生活援助をします。

事業所によっては、通院等の介助付き送迎サービスもしています。

訪問看護は、医療系の専門資格を持つスタッフが自宅療養や在宅介護のための

ケアや診療補助を行うので、訪問介護ではできない傷口の消毒や

褥瘡(床ずれ)の措置、人工呼吸器など医療器具の管理といった対応ができます。

また、理学療法士や言語聴覚士もいるので、

自宅でリハビリを受けることもできます。

訪問看護は医療機関や医師と連携して、

身体機能の改善を目指して先に述べたようなケアを行っていきます。

従って、食事や排泄の介助やケアはしますが、

掃除洗濯といった家事をすることはサービスに含まれていません。

最後に、保険の面での取り扱いの違いをご紹介します。

都道府県知事などによって指定された介護サービス事業所であれば、

介護保険が適用されます。他には民間の介護サービス事業所の中にも、

自費で訪問介護サービスを提供している所もあります。

訪問看護サービスは医療機関か、訪問看護ステーションなどの

訪問看護サービス事業所が提供しています。

こちらも都道府県知事などによって指定された事業所であれば、

介護保険や医療保険が適用されます。

他には、民間事業所によっては自費で訪問看護サービスを

提供している所もあります。

以上のように、訪問介護と訪問看護は似て非なるものがたくさんあります。

どちらもご利用者様が快適に生活を送るためには欠かせないサービスです。

私達おとのいは、これからも自分たちの役割をしっかりと

果たしていきたいと考えています。

これからますます重要になる訪問看護師

介護の現場というと老人ホームや介護老人保険施設といった施設が

一般的でしたが、今は訪問看護師の需要が増えています。

訪問看護とは、ご利用者様の住み慣れた自宅で看護活動をすることです。

自宅で療養できるという点で、多くの方にとって親しみのあるサービスです。

高齢化社会、介護社会の到来に向けてニーズがどんどん高まっている

訪問看護師とはどういった存在なのか、ご紹介します。

まず、訪問看護師として働くには正看護師か准看護師のどちらかの資格を取得し、

病院の訪問看護部門や訪問看護ステーションに所属することになります。

正社員という働き方はもちろんですが、生活スタイルに合わせてパートを

選択することもできます。職場はご利用者様の自宅となるので、

基本的に一人で訪問し、病気・障害の状態や健康チェック、

人工呼吸器等の医療機器管理といった医療に関することや、

食事や排泄などの看護、さらにはご家族への介護支援・相談といったケアも

行うこともあります。

これらのケアを行うことで、介護をするだけでなく、訪問看護師がいなくても

自宅で心地よく過ごせるようにする役割も持っているのです。

訪問看護師であれば、未経験やブランクが長い方でも応募できる求人は

多くあります。

なぜかというと、病院勤務の看護師は大勢の患者さんの対応をしますが、

訪問看護師は一人ひとりに合った看護方法を自分で考えて決めていく必要があり、

積極的に新しいことを学ぶ意欲がある人や、新卒・新人を雇いたいという

狙いがあるからです。

訪問看護師は自分のやり方を押し付けず、ご利用者様ときちんと向き合って

病状を把握し、何かあっても責任を持って対処することが求められます。

また、ご利用者様の自宅で医療ケアを行うので、その家の物を勝手に

動かしたり使ったりしない、ご家族やその家のしきたりや考え方を

尊重できることが必要です。

ご利用者様それぞれに合ったケアをするために、日々勉強や努力をして

幅広い医療知識やスキルを身につけていかなければなりませんが、

その分ご利用者様やそのご家族に寄り添った看護をすることができます。

それに、今後の将来性として訪問看護は年齢を問わず利用できるため、

ニーズが高まるばかりの職業だと言えるでしょう。

季節や天候に関係なく、毎日ご利用者様のもとに通うのは大変ではあります。

しかし、訪問看護の経験を通して身につく新しい知識を積極的に学ぶ姿勢や、

一人ひとりに合わせたケアをするために培われる判断力、

コミュニケーション能力は今後のキャリアに必ずつながっていきます。