訪問看護は他職種の方と良い関係を築く接し方が重要です③

訪問看護を利用されているご利用者様の中には、

デイサービスを利用されている方も多くいらっしゃいます。

デイサービスを利用することで入浴やリハビリなどのケアを

してもらえるだけでなく、同年代の方などとの交流や

ご家族が休む時間を確保することができるなどといったメリットが

得られることから、在宅看護を利用している方が社会との接点を持つとともに、

生活に潤いが得られることでも良いことだと思います。

訪問看護師がご利用者様のご自宅に伺うのは週に1度か2度がほとんどであり、

訪問のタイミングによってはご家族が不在であるために、

ヘルパーの方など他職種の方が書いた記録が看護活動において

頼りになる資料となります。

ヘルパーの方の場合はオムツ交換の際の排泄状況など、

身体のケアについて記録してくれており、

それだけでも訪問看護活動においては助かるものなのですが、

デイサービスの場合はそれに加えてレクリエーションでの表情など、

ご利用者様の心理状態に関わるようなことも

記録してくれるので非常に助かります。

また、内服薬や貼用薬などもご家族だけで確実に

投与できているか不安がある場合がありますが、

デイサービスを利用していれば確実に薬を

投与できているという安心感があります。

以上のことから、毎日ご利用者様のご自宅に

訪問できるわけではない訪問看護師にとって、

デイサービスの存在はとても安心感があり、ありがたいものです。

訪問看護師がデイサービスとの連携で困ったことがあるとすれば、

稀なケースではありますが、利用しているデイサービスでは

車いす用の体重測定を扱えるスタッフが限られていたために、

デイサービスに体重測定を依頼してもすぐには

応じてもらえなかったというようなことがあったようです。

デイサービスは施設の環境やスタッフの人数によって応じられるサービスが

微妙に異なるため、訪問看護師はご利用者様が

利用しているデイサービスのサービス内容を事前にチェックしておき、

どのような依頼なら応じてもらえるか把握しておく必要があるかもしれません。

「訪問看護は他職種の方と良い関係を築く接し方が重要です」という

タイトルの3つの記事で、ケアマネージャーの方や主治医である先生、

ヘルパーの方などとの接し方について触れましたが、

これらの職種の方以外にも、訪問看護師が連携する必要がある職種の方は

多岐に渡ります。

それぞれの職種で立場や知識の範囲などに違いがあるため、

意見の食い違いや連携の難しさが発生することもあるかもしれませんが、

訪問看護ステーションおとのいとしては、

お互いの立場をできる限り理解したうえで協力し合い、

良い関係を築いてご利用者様をサポートしていきたいと考えています。

訪問看護は他職種の方と良い関係を築く接し方が重要です②

訪問看護師はケアマネージャーの方以外に、

ご利用者様の主治医との密な連携も必要とされます。

当たり前のことではありますが、主治医の方によって性格は様々であるため、

指示書を毎月期日までにきっちり出して下さる先生や手書きの指示書が

達筆すぎるせいで読むのに少し骨が折れる先生や、

小さな文字で事細かにびっしり書いてくださる先生などがいらっしゃいます。

このような先生方は接する上で苦労することは少なく、

比較的良好な関係を築きやすいと考えられますが、

中にはなかなか指示書を書いてもらえなくて困ってしまうケースもあるようです。

そういった場合は、先生は基本的にお忙しいことを考慮すると

何度も指示書を請求するのは気が引けてしまうので、

頃合いを見計らって言葉に注意しながら指示書を

出して下さるようにお願いした方が良いと思います。

また、お願いするばかりでなく、

訪問看護師の側からいくつか提案するといったように

相談するという形で連絡を取るようにするなど、

先生に合わせて対応の仕方を変えている訪問看護師もいます。

あまり難しく考えなくても、主治医の方とは

長くお付き合いをしているうちに気心が知れた仲になり、

良好な関係を築くことができるようになるパターンが多いようなので、

そこまで心配する必要はないかもしれません。

次に、ヘルパーの方についてご紹介します。

ヘルパーの方は訪問看護師よりも訪問回数が多く、

ご利用者様にとっては最も身近で頼りになる存在であるため、

訪問看護師や他の職種の方には言えない本音や

愚痴などを言えるといったことが多いようです。

確かに、ヘルパーの方は家事や身の回りのことの補助や、

話し相手になるなど、ご利用者様やそのご家族にとっては

とても近い存在であるため、訪問看護師としては看護活動を

行ううえで大事な情報を教えてくれるヘルパーさんと

良好な関係を築きたいものです。

ただ、稀なケースではありますが、ヘルパーさんによっては自分が

ご利用者様のことを最も理解しているという自負があるゆえに、

新人の訪問看護師にケアのレクチャーを始める方もいらっしゃるようです。

このようなことがあったとしても、それは悪気があって行っているわけではなく、

ご利用者様のことを思って指導しなければと考えているケースが大半です。

そうはいっても訪問看護師とヘルパーの方とでは知識の範囲や

看護活動で行える範囲などに違いがあり、

それをわきまえることがご利用者様の安心と安全を守ることにもつながるので

、万一連携をするうえで悩むことがある場合は、

訪問看護ステーションおとのいにご相談いただきたいと思います。

訪問看護は他職種の方と良い関係を築く接し方が重要です①

これから訪問看護師になることを希望している方や、

訪問看護業界に興味を持っている方の多くが気にしているのは、

主に仕事内容や待遇などであると思います。

行うものであり、実は他職種の方と良い関係を築くための接し方が

非常に重要となります。

訪問看護の業務においては、連携を密にしなければ看護活動が

滞ってしまうほど深いつながりがある他職種もあれば

、直接のやり取りをすることがなくてもご利用者様を通して

関連を持っている他職種もあります。

訪問看護師との関連が強い弱いに関係なく、

どの職種の方も在宅療養をしているご利用者様が

安心して毎日を送るためには欠かせない存在であることを忘れずに、

日々の訪問看護活動を行うことが大切です。

ただ、他職種の方と連携する中で困ったことや接し方に

苦労したといったこともたまに聞くことがあります。

そこで、訪問看護師が他職種の方と良い関係を築きやすくするためにも、

連携に苦労したケースを例に挙げながらどうやって接することを

心掛けた方が良いかについて、お話していきたいと思います。

まず、訪問看護師が密に連携する他職種の方として、

ケアマネージャーが挙げられます。

訪問看護師は訪問予定やキャンセルの確認、

ご利用者様の状態に合わせたケア内容の変更、休日訪問の依頼など、

看護活動に関する情報をケアマネージャーの方に逐一報告をする必要があります。

ほとんどのケアマネージャーの方は優しくて真面目な方なのですが、

多忙であるということも相まってごく稀に言い方が厳しいなど、

ご利用者様には優しくても訪問看護師などの看護スタッフには

厳しくしてしまう方もいらっしゃるようです。

訪問看護ステーションおとのいとしては、

看護内容が多岐に渡る訪問看護師の負担が

増えるのは良くないと考えているのですが、

多忙なケアマネージャーの方の事情や仕事内容に理解を示したうえで、

訪問看護師の方から積極的に情報共有や業務に

必要なことの確認をとるようにすることも必要だと考えています。

また、誰でも機嫌が悪い時はあるものだと考えて、

相手の言い方を気にし過ぎないようにすることも大切ですし、

訪問看護師自身も言葉遣いなどに気を付けるなどの気遣いが必要だと思います。

ただ、人間関係を良好に築くというのはなかなか難しい時もあるので、

業務をするうえでケアマネージャーの方など

他職種の方との接し方で悩むことがあれば、

遠慮なく訪問看護ステーションおとのいに相談していただきたいと思います。

退院前カンファレンスでは在宅医療に必要な意見交換をしています

退院前カンファレンスは、退院予定の方が自宅療養に移行する際に

在宅サービスを必要とする時に開催されるもので、

スムーズに自宅療養に移行するために大切なものです。

この退院前カンファレンスを主催しているのはご利用者様が

入院している医療機関の医療ソーシャルワーカーであり、

その方を中心として院内関係者からはご利用者様の担当医師や看護師、

リハビリスタッフなどといった職種の方が参加しています。

また、在宅サービス関連のメンバーも参加しており、

訪問看護師やケアマネージャー、訪問リハビリスタッフや

訪問ヘルパーなどといった方々も参加しています。

この退院前カンファレンスには、医療機関のスタッフや

在宅サービス関連のスタッフだけでなく、

ご利用者様やそのご家族にも参加してもらうことがよくあります。

それはなぜかというと、自宅療養によって様々なサービスを

ご利用いただくのはご利用者様やそのご家族であるため、

自宅療養に移る際の希望や意見などを伺うとともに、

医療機関側と在宅サービス側の連携の様子を見てもらうことで、

医療機関での療養から離れることに対する不安を和らげてもらう目的もあります。

では、退院前カンファレンスではどういった内容を

関係者内で話し合うかというと、病気や治療の内容、

病棟における看護状況やリハビリの内容に加えて、

ご利用者に適した社会保障制度の活用状況に必要であると

考えられる在宅サービスの内容など、

ご利用者様が安心して療養生活を送るために必要なものについて、

話し合いと情報共有を行います。

在宅での療養は、医療機関のように療養に必要な環境が

全て十分に整った状態をそのまま受け続けられるわけではなく、

ご利用者様に合わせた環境に整えてから移行することが重要になるため、

それぞれの専門家が入念な情報共有と打ち合わせをすることが求められます。

そのため、入院前カンファレンスはご利用者様やそのご家族の意見や要望、

心配事を聞きながら進めることも珍しくありません。

このように、退院前カンファレンスはご利用者様やそのご家族にとって、

多くの情報を得ることができるとともに、

これから安心して在宅医療を受けるために重要なものでもあるため、

ほんの些細な要望や不安でも、全てお話しいただきたいと考えています。

訪問看護ステーションおとのいは退院前カンファレンスでご利用者様の

ご要望や不安に感じていることを事前に知っておくことで、

ご利用者様が安心して自宅療養できるようにサポートする体制を

万全に整えておきたいと考えています。

あん摩マッサージ指圧師が苦労していることや情報共有のコツ

あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師も、

担当医の判断によって訪問看護に参加してもらうことは

あまり知られていないかもしれませんが、

ご利用者様にリラックスしてももらうことや

リラックスしてもらうことを主とした施術を行う重要な方々です。

彼らが施術をする時に一番苦労することは、時間制限だといわれています。

訪問自体に期間や、週何回などといった回数制限は特にありませんが、

1人のあん摩マッサージ指圧師が一日に訪問するご利用者様の

お宅は10件から15件ほどであり、1件あたりにとれる施術時間は

20分から30分程度だといわれています。

実際にマッサージをし始めると、20分から30分というのは思いのほか時間が短く、

全身のマッサージをして欲しいとなると時間ギリギリとなってしまううえに、

機能訓練まで必要とされると時間的に厳しくなってしまいます。

さらに、あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師はご利用者様の身体を

ほぐす施術を行うため、できるだけ毎日訪問して施術してもらうことが

理想なのですが、ご利用者様のご家族の都合などによっては

週1回などといったこともよくあることです。

この場合は月4回の施術となるため、この4階でどれだけ

ご利用者様の要望に応えられるかということが重要になってきます。

時間制限がある中でご利用者様の体をほぐすことや、

麻痺のある幹部に刺激を与えるには高い技術力が必要とされます。

あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師の方は、先に述べたような活動にあたるために、

日々スキルを磨くことを要求されているのです。

では、訪問看護師はあん摩マッサージ指圧師や鍼灸師との連携において

何をするべきかというと、ご利用者様の変化や気になったことを、

ケアマネージャーを通じて迅速に共有することです。

特に、ご利用者様が転倒したといったことや、

機能の衰えが見られるなどといったことは、

あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師にとっては施術を

行ううえでの重要な情報なので、ケアマネージャーに

すぐに連絡することが必要とされます。

もし、ケアマネージャーに連絡するほどでもないと迷った場合は、

連絡ノートなど、日々のちょっとしたことを共有できるノートを

ご利用者様のお宅に置いておくことも有効です。

訪問看護師はご利用者様の非常に身近にいる存在であるとともに、

他職種の方との連携の要でもあるため、先に述べた情報共有ノートなど、

ちょっとしたことにも気を配ることでお互いの負担を軽減できるとともに、

サービスの向上が図ることができると

訪問看護ステーションおとのいは考えています。